オンライン申請のメリットのひとつが、

・個別審査が無い場合には、大幅に審査期間が短縮されることです。

これは個別審査がなければ、システムにより

申請データの算定処理を行うことができるからです。どのくらいの期間でできるかというと、閉庁日を含まずに標準4日と言われています。

しかし、これを鵜呑みしてはいけません。窓口の国道事務所が申請が多くて混雑している場合には、4日というわけにはいきません。

申請しても、先に提出された申請の処理が終わらなければ審査をしてもらえません。これはどこの窓口でも同じです。

特に、昨年以来、窓口が集約されて、ひとつの窓口で扱う件数が大幅に増えたため、審査に遅れが生じているのが実情です。いくらシステムが算定するといっても、システムを操作するのは人がするからです。

では、個別審査とはどういう場合に行われるのかというと、以下のような場合です。

  • 車両の諸元が特殊車両通行許可限度算定要領の範囲外の場合
  • 申請経路が道路情報便覧に収録されていない道路を含む場合
  • システムによる算定の結果、個別に審査を要する障害箇所がある場合
  • 車両の構造や積載貨物が特殊であると判断できない場合

以上のような場合には、道路管理者による審査、協議が発生するため、標準で3週間の審査期間が必要となると言われています。しかし、これもあくまで標準であって、その内容や道路管理者の対応によって長くなる場合があります。

むしろ長くなると覚悟しておいた方がいいでしょう。