前回は、申請窓口の国道事務所と自治体などの道路管理者との個別協議がどのように行われているのかをお話ししました。

今日は、その続きで、その協議の回答がどのように行われているのかについてお伝えします。

回答の流れ

1.協議を受けた道路管理者は、自らが管理する道路について審査を行います。
審査は、国が定めた「特殊な車両の通行許可事務処理要領」第5に準じて行われます。

2.審査が終わると、道路管理者は、申請車両の通行の可否、付すべき条件等について、申請窓口に回答します。

3.回答は、協議回答書を送付して行います。
ただし、緊急やむをえない場合又は更新若しくは変更申請の場合には、電話連絡により回答できます。
この場合、回答を書面に記録しておかなければならないことになっています。

 

以上のように、個別協議の回答は、マニュアルに定められているのです。

ですので、この手順どおりに行われているなら、申請から許可が下りるまで何カ月もかかるはずがないのです。

ただし、どの国道事務所も多大な申請件数を抱えていますので、多少時間がかかることはやむをえないともいえます。

しかし、それでも個別協議の進捗状況をチェックすることは忘れないでしましょう。